デジタルパーマ・形状記憶パーマの仕組みと大切な所
パーマは、1剤の還元剤と2剤の酸化剤でかけます。
※還元=パーマや縮毛矯正がかかるように、髪内部の結合をほどくこと。
1剤で髪の毛の中のシスチン結合というハシゴのようなつながりをほどいて柔らかくし、その後ロッドを巻いたり(パーマ)、ストレートにとかしたり(ストレートパーマ)して、2剤をつけて形を固定します。
形状記憶デジタルパーマも、還元・酸化でかけるのですが、このパーマの場合は、還元した柔らかい状態の時に「熱酸化」でカールを固定します。補足的に2剤(酸化剤)も使いますが、主にヒートロッドの熱でカールを定着させます。
クセ毛のざらざら感が、このパーマでかけると艶が出るのはこのためです。
縮毛矯正ほど還元は進めず、温度も低めですが、原理は似ています。
ですので、パーマのカールにもコシがありますし、結んだり、ほどいたりしても、パーマのカールが崩れにくくなります。
ここで重要なのが、還元具合です。
還元を促進するのに、通常パーマ液1剤にはアルカリ剤が入っています。アルカリ剤は髪の毛を膨潤・軟化させキューティクルを開く作用があります。
縮毛矯正剤もそうですが、いかに「ちょうど良い軟化・還元具合」ですすぎ、次の工程に入るかが重要です。
軟化・還元しすぎると傷みが出てしまうし、足りないと、縮毛矯正では伸びが悪かったり、形状記憶デジタルパーマでは、カールが弱かったりします。
また、還元剤によっては、アルカリを用いないでも還元力を発揮する成分もあります。
アルカリで過剰に膨潤させますと、髪は傷んでしまいますので、できるだけアルカリに触れさせず、パーマをかけると傷みは軽減されます。
髪の傷み度合いを確認する際には、毛先(20cm〜30cmあれば2〜3年前に生まれた髪)が、どれだけカラーやパーマをしているか、中間部・根元部がどのような状態かを的確に見極めなければなりません。
「毛先には専用のトリートメントを付け、軟化・還元力の弱めの薬で。中間はそれよりやや強めの薬でトリートメントは控えめに。」と美容師が判断して、ヒートロッドを巻く所が上から下まで均等に軟化・還元していて初めて艶のある「くるん」としたカールが出せるのです。
傷めないようにかければ、トリートメントやスタイリング剤もそれほどこだわらなくても大丈夫です。
髪のコンディションがよければ、手間をかけなくてもきれいなカールが一日持続します。
縮毛矯正も形状記憶パーマも、過剰に薬液を浸透させても、パーマは、かかるはかかります。
でも一番大切なのは、一度きりで傷んでしまうのではなく、長い期間ツヤのあるきれいな仕上がりを持続することです。
よく「縮毛矯正したら傷んじゃった」というお客様がいます。流れ作業的に、いっぺんに強い薬を付けるのではなく、髪の状態に合わせ、部分部分で強さの違う薬で、時間も調節すればロングのすそまで艶のある矯正も可能です。
同じ原理でかけるデジタルパーマも、同様なのです。
出来るだけ丁寧に、現状の髪の状態の中で、一番きれいにかかるようにvivaceでは、弱酸性の薬液による形状記憶デジタルパーマをご提供しています。






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