~花梨さんからのご質問~縮毛矯正とアイロン、どちらが傷みますか?

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~花梨さんからのご質問~縮毛矯正とアイロン、どちらが傷みますか?

■花梨さんからのご質問です■
 
1. Posted by 花梨    2006年08月14日 02:54
初めまして。
とってもタメになる情報が載っているのでよくお邪魔させて頂いています。
私は根元7、8cmがぶわっと浮いてしまうので、3ヶ月か半年に一度矯正をかけています。
そこで質問なのですが、矯正をし続けるのと、業務用アイロンのみで伸ばすのとでは、どちらが痛みは少ないのでしょうか?
友人に美容師がいるので、業務用のアイロンを譲って頂く事はできます。
ただ彼女はまだ新米の為か、同じ質問をしたところ、
「よくわからない・・・」と言われました;
矯正+トリートメントをすれば多少は痛みは緩和されるのでしょうか?
別の友人からは、
「毎日アイロンする位なら矯正の方が傷まない」と言われました。
この場合のアイロンは市販のものです。
(私はイオニティのアイロンを使っています)
今はまだ若いからいいにしても、例えば10年後もがんがん矯正をかけても大丈夫なのかな・・・と。
 
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花梨さん、ブログ見てくださってありがとうございます!
 
 
髪の傷みには色々な要素がありますが、まず縮毛矯正の傷みからご説明いたします。
 
縮毛矯正の傷みの原因を100%とすると、(これは、傷んでしまうやり方で、縮毛矯正をした場合です)

1. 1剤のアルカリで、髪が変性してしまうこと・・・・・90%
2. 1剤の還元剤で、髪が変性してしまうこと・・・・・・7%
3. 縮毛矯正のアイロンで傷むこと・・・・・・・・・・・・・・3%  
 
■縮毛矯正剤は、1剤で「髪のクセをほぐして」、それから、アイロンの熱と2剤で「ストレートを定着」させます。
 
1剤のの多くは、「アルカリ剤」と「還元剤」で出来ています。
 
薬だけの傷みを見ますと、アルカリ剤の傷みが9割、還元剤の傷みが1割です。
 
アルカリの薬で、「髪を傷めず、3~5年間(30cm~60cm伸びます)縮毛矯正をし続ける」のは至難の業です。
 
なぜなら、縮毛矯正のリタッチ(新生部の所だけストレートにする)するのに、境界線以降を保護しても、多少はどうしても既矯正部がアルカリ変性してしまうからです。
 
でもこれは、「アルカリの薬で正しく施術した場合」です。
 
美容室(美容師)の中では、縮毛矯正のリタッチすらもしない場合があります。
 
既縮毛矯正部に2回目以降も重ねて薬をつけてしまうのです。
 
既縮毛矯正部のクセが、充分伸びていても・・・
 
 
上記の 1. の傷みの多くは、この「1剤の重ねづけ(または過剰な作用)」によるものです。
 
1剤中の「アルカリ」は、還元剤が浸透しやすいように、髪を柔らかくする役目。
1剤中の「還元剤」は、クセをほぐす役目です。
 
髪が傷んで、縮毛矯正にご来店された場合、まず見ることは、「傷んでいる部分にクセがまだ残っているか」です。
 
A. クセが残っていたら、還元剤は、まだ効きが不十分です。
 
B. クセが残っていなくて、真っ直ぐで傷んでいる場合は、還元剤はもう100%以上効いています。
 
 
Aの場合は、酸性の薬を使い、それ以上アルカリ膨潤させずに、不十分だった残りの還元を100%ピッタリに進めます。
 
Bの場合は、改善は難しいので、トリートメント剤で保護し、1剤はつけません。(そっとしておき、生え変わりを待ちます)
 
 
縮毛矯正は、やり方次第では、ほとんどの場合、アルカリを使わないで、きれいに伸びます。(上記の9割の傷みの原因=アルカリ剤の過剰作用)
 
7%の還元剤の傷みと、3%の縮毛矯正施術時のアイロンの傷み(上手にアイロンをすれば、3%以下の傷みです)のみの傷みで縮毛矯正ができます。
☆アルカリの薬をほとんど使わないのがvivaceの縮毛矯正の特徴です。
 
 
※ アイロンを2秒、同じ場所で止まってしまうと、髪は熱変性を起こします。
(コゲるような状態)
これは、美容師さんが相当、下手にアイロンをかけた場合ですので、ここでは割愛しますが、縮毛矯正はアイロンで傷むとよく思われがちです。
 
上手にアイロンで定着させれば、縮毛矯正時のアイロンの傷みは微々たるものです。
 
1剤の過剰な作用で、アイロンの熱にも(髪が過剰なアルカリ膨潤のためアイロンの熱に耐えられなくなっている状態)過敏になっている場合、コゲたように帯状にチリつくことがあります。
 
 
 
酸性の薬で、既縮毛矯正部をトリートメントで保護し、還元を100%以下で施術すれば、見違えるように髪は良くなっていきます。
 
その方その方により、たとえばフロントサイドは100%まで還元しても、バックや襟足は95%の場合がありますが、この場合、フロントサイドの100%に合わせ、バックと襟足の残りの5%は次回に繰越します。そのようにすると、どの部分も100%以下の還元ですみますので、(クセが伸び、ツヤが出ますので)、還元剤による7%の傷みも感じなくなります。
 
■次に、市販のアイロンと業務用のアイロンですが、2者の違いは、
 
○スイッチを入れて、すぐに温まるか。
○設定温度が一定で定まるか。
○熱の出る部分の板の「材質」と「密着度」
○操作性と重さ
 
このくらいの違いだと思います。
 
「髪に熱を加える」という意味では、傷みの面ではそうかわりません。
 
イオンアイロンや、スチームアイロンでも、少し傷みは少ないですが、いずれにしても100℃以上は必ず出ますので、髪の「熱変性」は進みます。
 
髪毛や爪は、皮膚と違い、再生されません。
 
傷む方向にしか進みません。
 
 
傷みのスピードを例えると、
 
●酸性の縮毛矯正で正しくリタッチしていくと、アリ(蟻)が歩くように、傷みが進みます。
 
●弱アルカリ~アルカリの縮毛矯正で正しくリタッチしていくと、人が歩くように、傷みが進んでいきます。
 
●リタッチせず、毎回、既縮毛矯正部まで薬をつけていくと、ジェット機のスピードで一気に傷みます。
 
●アイロンで毎日ストレートに伸ばしていくと、自転車くらいの速さで、傷みが進んでいきます。
 
●アイロンで毎日、「ジュジュ~」とやりすぎてしまったら、新幹線くらいで傷みます。
 
1番上のアリの歩く早さでは、傷みはほとんど感じません。
なぜなら、同時にクセがきれいに伸びてツヤが出ますので。
 
 
■トリートメントで・・・
 
栄養分は入れられますので、トリートメントは、するのとしないのとでは、数段、した方が良いと思います。
 
でも上記のように、根本的には、髪の傷みは、「不可逆的で、元には戻らない」ですので、いかに傷めないかが重要です。
 
傷めないように、酸性の薬で「正しく」(これ重要!)縮毛矯正をすれば、毎日アイロンするより、ぜんぜん傷みません。
 
アリのスピードでは、ロングの方が、生え変わる5年間(60cm)、縮毛矯正を続けてもサラサラな状態で過ごせます。
(ヘアカラーなどでの傷みは、別です)
 
 
●ご説明が長くなってしまいましたが、なんとなくわかっていただけましたでしょうか?
 
縮毛矯正とアイロン、どちらが傷むか・・・?
 
一言では言えないのですが、上記の痛みのスピードのたとえで考えてみるとよいと思います。
 
 
花梨さん、ご質問ありがとうございました。
 
また時々、ブログみてくださいね!

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