デジタルパーマがかからない・・・

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まきろんさんからのご質問~デジタルパーマがかからないのは・・・~

1. Posted by まきろん   2006年05月22日 00:34
 
1週間ほど前に他店でデジタルパーマをかけましたが、よくかかりませんでした。
もう一度4日後にかけなおして頂いたのですが、更にウェーブが弱くなってしまいました。
その美容師さんがおっしゃるには、「パーマはかかるんだけれども、それを固定する薬を髪の内部にしめておく力が弱いので、デジタルパーマには向かない」とおっしゃるのですが、やはりそういうものなのでしょうか・・・?
カラーリングはしていませんし、コールドパーマも3、4ヶ月に1度ぐらいしかかけていません。
ただ髪質は細くコシはありません。
このような私の髪質には無理なのでしょうか。
もしくは薬剤によっては、VIVACEさんでかけて頂くことは可能と思われますでしょうか?
 
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まきろんさん、ご質問ありがとうございます。
 
●そうですね・・・。
今のまきろんさんの髪の状態だと、デジタルパーマは、もう難しいように思われます。
 
●3~4ヶ月に一回のコールドパーマですと、仮にまきろんさんの髪の長さが30cmだとしますと、毛先のほうは、少なくとも5回以上は、パーマ液に浸されています。
 
●また、元々の髪の毛の内部の弾力を作るタンパク質の量(パーマのカールを維持する力)を仮に
 
太い髪=100
細い髪=50
 
とします。
 
●パーマやカラーで、髪が傷むと、内部のタンパク質はだんだん減ってきます。(まきろんさんはカラーはしてないですね)
 
○太い髪の方の場合、内部のタンパク質は、100の状態から、数回のコールドパーマで、50くらいに減っても、
その残りの50のタンパク質のうち、20だけ、デジタルパーマの薬で「還元」(パーマをかけるために髪内部の結合をほどく)して、その20でカールをつくり、残った30でカールを維持します。(この維持力がコシです)
 
○細い髪の場合、もともと内部のタンパク質は、50しかないので、
数回のコールドパーマで、毛先はすでに0に近づいていて、中間部も15くらいしか残っていません。
 
その状態で、デジタルパーマをかける場合、唯一のかけ方は、毛先の「パーマのダレ」は、覚悟しながら、中間部の残りの15のうち、7くらいを還元して、残った8でカールを維持します。(コシがなく、ギリギリかかる状態です)
 
もちろん、この場合、強いデジタルパーマの薬液では、12くらい還元してしまい、残りの3では、髪の重さをカールが支えきれず、伸びてしまいます。
 
また、まきろんさんのように、その状態で、もう一度、デジタルパーマの薬液で還元すると、15全部、結合を解いてしまい、コシの残りが0ではカールは出ません。(ストレートに伸びてしまうこともあります)
 
●細い髪の方で、コールドパーマをかけている場合、(または日常のシャンプー、ブローなどでも、内部のタンパク質は失われます)
大切なのは、アルカリの薬液で髪を必要以上に膨潤させず(酸性のデジタルパーマの薬液を使います)、還元する度合いも、コシを残す微妙なサジ加減で、デジタルパーマをかけるということです。
 
もともとデリケートな髪の場合、通常のアルカリのデジタルパーマの薬液ですと、内部のカールの弾力の元となるタンパク質の全部を一気に、過膨潤+過還元してしまうので、すでにそこでアウトになってしまいます。
 
また、もともとあるダメージで、限りなく「カールの弾力の元となるタンパク質」が0に近い場合、上手に還元しても、カールがダレてしまうこともあります。
(これは、かけてみないと解かりません)
 
●まきろんさんの髪は、おそらく2回目のデジタルパーマ時に「カールの弾力の元となるタンパク質」が0になってしまい、真っ直ぐになってしまったように思われます。
 
おそらく、vivaceでかけたとしても、「カールの弾力の元となるタンパク質」が0の場合は、デジタルパーマは、かからないと思われます。
 
2年くらい生え変わりを我慢(パーマをいお休みして)すれば、
 
「カールの弾力の元となるタンパク質」=50  
 
に戻るので、上記のように気をつけてデジタルパーマをかければ、可能だと思います。
 
■どのように説明するのが一番わかりやすいか考えたのですが、髪のコシの量を数値で説明してみました。
 
実際は、数値のように単純ではなく、たとえばデジタルパーマでは、かからないけれど、酸性のシステアミンのコールドパーマでは、なんとかかかる(パサつきの覚悟や、ウェットスタイリング前提)場合もありますので、上記の
 
 「カールの弾力の元となるタンパク質」=0
 
というのは、極端かもしれませんが、「デジタルパーマをかける」場合の意味で、50とか0とか表現してみました。
 
わかりにくいかもしれませんが、うまく伝わりましたでしょうか・・・
 
髪が太くても、ダメージが多い方は、上記のことは当てはまります。
 
また、日常のスタイリングの際のコテ(カールアイロン)などで、
「カールの弾力の元となるタンパク質」が熱変性してしまっている場合も同様です。
 
デジタルパーマは、髪のコシ=「カールの弾力の元となるタンパク質」がある程度残っていないと上手くかかりません。
 
ダメージ毛や、髪の細い方の場合、コシを残しての還元のサジ加減が重要です。
 
デジタルパーマも大分普及してきましたが、美容師側もそのサジ加減を理解してかけないと、2~3年パーマがかけられない髪になってしまうこともあります。
 
また上手にデジタルパーマをかければ、普通のパーマより数段メリットがあります。
 
まきろんさんや、このブログを読んで下さっているデジタルパーマが上手くかからなかった方は、髪を2年くらい延ばして(カラーをしている方は、常に根元のみ染めて、毛先をトーンダウンorカラーチェンジする場合は、中性カラーやトリートメントカラーで)、ぜひもう一度デジタルパーマを試してみてください。
 
ハンディキャップがある髪質でも、とてもいい感じのカールがでます。

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