「過去の縮毛矯正のダメージ」と、「デジタルパーマのカールの大きさ」の関係

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「過去の縮毛矯正のダメージ」と、「デジタルパーマのカールの大きさ」の関係

「過去の縮毛矯正のダメージ」と、「デジタルパーマのカールの大きさ」の関係

縮毛矯正でのダメージは、主に、「アルカリ(※1)の過剰膨潤」と、「還元剤(※2)の過剰還元」です。


※1 アルカリ=還元剤が浸透しやすいように、髪をふやかす役目。 カラー剤では、膨潤効果と、2剤の過酸化水素水と反応してトーンアップの役目。

※2 還元剤=パーマや縮毛矯正で、髪の中身の結合を解くこと。


縮毛矯正で傷みやすい方は、アルカリに反応しやすく、還元しにくい方です。


▲アルカリ膨潤するけれども、還元が不十分(クセの伸びがイマイチ)・・・。

クセが伸び足りないから、次回また薬液を全体に塗布して・・・。

そしてまた、アルカリ膨潤するけれども、還元が不十分・・・。


この繰り返しで、「傷むけれど、かからない」、という現象が重なってダメージ毛になっていきます。

(アルカリの薬剤での還元度合いは、美容師の目では判断できません。アルカリで髪が軟化されてしまうため、還元状態が判断不可能なのです。vivaceでは、アルカリ膨潤させない薬液を使っていますので、純粋に還元状態を見ることが出来ます。)

 

■縮毛矯正のダメージの進みの例■ 
(カラーでのアルカリの傷みも重大なのですが、ここでは省略します)

※薬剤の作用において、縮毛矯正の適正が100、それ以上がダメージ域とします。


■レベル1、縮毛矯正で、パサついたけど、クセが伸びてない。

・・・・アルカリ膨潤が100、還元が50。

■レベル2、感触がザラザラしてきたけど、まだボワッと膨張する。

・・・・アルカリ膨潤が120、還元が70。

■レベル3、毛先がチリチリしてきて、髪が濡れると感触が柔らかくなる。でもまだ膨らむ。

・・・・アルカリ膨潤が140、還元が85。

■レベル4、中間の部分までチリチリになってきた。髪のもつれるし、濡れるとテロテロ。髪は真っ直ぐだけど、パサパサ。

・・・・アルカリ膨潤が160、還元が100。

■レベル5、全体的に、濡れると綿にようにテロテロな感触で、完全に乾けば髪はほぐれるが水分があると絡んでしまう。

・・・・アルカリ膨潤が180、還元が120以上。


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デジタルパーマでも、縮毛矯正でも、きれいにかかる適正な還元のタイミングがあります。 

仮に、縮毛矯正での適正な還元を100とすると、デジタルパーマの場合は60~70となります。

(※アルカリの膨潤は、還元剤の種類によっては必要ないものなので、アルカリ膨潤0ゼロが理想です。一般には、伸びにくいクセの方に使うお薬は、ほとんどがアルカリ矯正ですので、初のご来店の際には、多かれ少なかれアルカリのダメージがあります。カラーでもアルカリ作用の重なりが無いように染めるのが理想です。)


●さて、肝心な「過去の縮毛矯正のダメージ」と、「デジタルパーマのカールの大きさ」の関係ですが、

上の、レベル1~レベル2くらいまでは、多少のパサつきはありますが、デジタルパーマのカールは、比較的いい感じに出ます。 

(縮毛矯正にしては、還元が足りないのですが、デジタルパーマとしては適正な還元に出来、好条件となって比較的大きくきれいなカールを出せます)


レベル3~レベル4になると、還元が、既にデジタルパーマの適正を超えていますので、カールが引き締まり、縦ロールっぽくなります。

レベル5以上になると、アルカリと還元剤で、髪の中身のタンパク質が壊れていますので、デジタルパーマでは、かすかにかかる場合と、ほとんどかからない場合があります。

(コールドパーマは、強めにはかかるのですが、クリームや、ウェーブ用ムースなどで常に濡れていないとウェーブ保持できません。カールというより、ウェーブという感じになります)


よく、お問い合わせで、「縮毛矯正をかけてるのですが、デジタルパーマはかかりますか?」と、ご質問いただくのですが、上記のように、ダメージのレベルでカールの雰囲気と質感が違って出るのです。

レベル5以上の極限のダメージでなければ、なんとか、かかります。

(カールの質感の妥協は必要ですが・・・(^-^;) )


もちろん、vivaceでは、その状態以上、アルカリに触れさせず、最善を尽くして施術させていただくのですが、「現状の傷み」にパーマをかけるので、その場所に傷みがある状態は、伸びてカットするまでは残ります。

でも、最小限の負担でパーマをかけるのと、安易にかけて傷みを増すのでは、仕上がりに雲泥の差がありますので、かける際の注意は必要です。


上記は、縮毛矯正の方がデジタルパーマをかけた場合ですが、縮毛矯正をしていない方は、カールが引き締まることが少ないので、大きくふんわりかけることも可能です。

また、スタイルも色々楽しめますので、デジタルパーマでのボブスタイルも次回載せてみますね!

(^-^)


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このページは、vivaceが2009年12月 2日 15:50に書いたブログ記事です。

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