縮毛矯正のダメージはブリーチよりも大きいですか?

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2010年02月07日

縮毛矯正のダメージはブリーチよりも大きいですか?■ご質問■

縮毛矯正のダメージはブリーチよりも大きいですか?、というご質問のお答えです。 (^-^)  

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■ご質問内容■

縮毛矯正のダメージはブリーチよりも大きいですか? 

最近男性のみならず若い女性の薄毛も増えてますよね。

自分は天然パーマで、年に三回くらい縮毛矯正を掛けていました。

10代のひどい時期はハイブリーチに縮毛矯正を頻繁に掛けたりもしていて、
毛量が多過ぎると美容師さん泣かせだった頭も最近ボリュームが減ったような気がします。

そこで、外的なことで頭皮にダメージを与えることはもうやめようと思うのですが、
ヘアカラー・ブリーチ・ストレートアイロン・縮毛矯正はそれぞれどのくらいの頭皮ダメージがあるのでしょうか?

ダメージが大きい順にすると、ハイブリーチ・縮網・カラー・アイロン、でしょうか。

梅雨前に年一回だけ縮毛矯正を掛けるだけでも頭皮にダメージは残るのでしょうか?

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●ご質問のお答えです● (^-^)  


■縮毛矯正の場合は、基本的に、頭皮に薬液を付けず、1cmあけて塗布しますので、頭皮には、影響ありません。

頭皮に薬液が触れないとしますと、抜け毛の原因になったり、発毛の妨げになったりはしないということです。

でも、薬液塗布を 雑にしてしまったりすると、頭皮についてしまいますので、断毛の原因になったり、頭皮を刺激したりしますので、美容師さんの几帳面さ丁寧さが必要です。


■ブリーチの場合は、やはり頭皮に薬が付くか付かないかで違いますが、ブリーチやヘアカラーの場合は、若干頭皮に付かないと根元から染められませんので、多少なりとも頭皮に刺激があります。

でも、塗布方法で、頭皮への刺激を軽減できたりします。

頭皮近くは体温の影響があって、頭皮から距離がある部分よりも、明るくなりやすいです。
ですので、綿密に言いますと、根元1mmくらいを初め薬液を付けずに、少し時間をあけて根元に塗布するようにします。
そうしますと、発色のムラが出にくく、頭皮への刺激も少なくなりますし、
根元に、初めからベッタリ塗ってしまうよりも、だいぶ頭皮への刺激を軽減できます。

上記のように、ブリーチ(明るくするヘアカラー含む)での、頭皮への影響は、塗り方でも大きく変わるのです。

次に、ブリーチでの、頭皮への刺激と、髪へのダメージですが、

ブリーチは、1剤のアルカリと、2剤の過酸化水素水の反応で、酸素を発生させてメラニン色素を脱色するのですが、
1剤のアルカリは、髪や頭皮を「ふやかす」働きと、2剤の過酸化水素水から活発に酸素を発生させる働きがあります。

髪へのダメージは、この、アルカリ膨潤と、酸化脱色の際の、タンパク変性です。

頭皮へのダメージは、アルカリで皮膚をふやかすことと、活発化した過酸化水素水からの刺激です。

(消毒用オキシドールが手につくとピリピリすると思いますが、消毒用オキシドールは過酸化水素2%溶液です。ヘアカラーの2剤は6%の過酸化水素水ですので、3倍強いことになります。さらにアルカリと反応してパワーアップしますので、それなりに頭皮に対して刺激が生じます。)


■次に、ストレートアイロンですが、もちろん、頭皮にアイロンが付くと、ものすごく熱いので、頭皮から離します。
ですので、極端に強く引っ張らなければ頭皮には影響は無いのですが、
髪には大きな影響を与えます。

ストレートアイロンの温度は、200℃前後なのですが、これは、調理用ホットプレートの最大温度と同じです。
焼きそばが作れてしまう温度ですので、これを毎日(または数日に一回でも)するのですから、着実に回を追うごとに、傷みは増していきます。

(熱によるタンパク変性。髪では、白っぽくなり細かいちりめん皺が出来てボワッと広がるようになります)


■最後にヘアカラーですが、通常の髪の色を明るくするヘアカラー(酸化染料)は、上記のブリーチの弱い版と考えていいと思います。
ヘアカラー(酸化染料)では、明るいほどブリーチに近い影響がありますし、暗いほど影響は少なくなります。

暗くする場合は、過酸化水素水の濃度を半分以下にしたり、カラー剤のアルカリが弱いものを使うと頭皮や髪の影響も少ないのですが、美容室によっては、明るくするカラーと同じ6%の2剤と使っていたり、通常のアルカリ酸化染料で、ダークカラーに染める美容室もあります。
もちろん、そうすると、頭皮や髪の傷みは増します。

また、明るくする力はありませんが、ヘナや、ヘアマニキュアは、酸化染料(ブリーチも、明るくするカラーも、酸化染料に属します)に比べると、ほぼゼロに近いので、頭皮や髪への影響はほとんどありません。

(ヘアマニキュアは頭皮が染まってしまいますので頭皮には付けません。ヘナはパッチテストをしてからのほうがアレルギー体質の方でも安心できます。)


●このように、頭皮への影響では、

ハイブリーチ > ヘアカラー 

(縮毛矯正とアイロンは、頭皮に付かなければ、頭皮に対する影響はありません)


●また、髪への影響では、

1、ハイブリーチの「アルカリ+過酸化水素水」の、タンパク変性の影響(ヘアカラーは、明るさにより影響の度合いは変わります)

2、縮毛矯正(アルカリタイプの場合)のアルカリ膨潤の影響(アルカリで髪が傷むと、バサバサジャリジャリ、ツヤの無い状態になります)

3、ストレートアイロンの回数と温度(回数が多いほど、温度が高いほど、傷みは増します)


この3つは、傷みの種類と、塗布方法、色の明るさ、などで、髪へのダメージが変わりますので、傷みの順位は付けられません。




アルカリを用いない、弱酸性の縮毛矯正もあります。

この場合、アルカリ膨潤させないで、縮毛矯正しますので、髪のダメージは、かなり軽減します。 

(VIVACEでは、コールドパーマ、デジタルパーマ、縮毛矯正、で弱酸性の薬液を使用しています。※場合によって、ツイストパーマや、意識的にパサついた質感にかけるケースではアルカリパーマも使います。)



☆毛髪の場合、皮膚と違い、生えている髪自体は、爪と同じように生きていませんので(再生しないという意味で)、一度傷むと根本的には治りません。

(毛髪の成長点は根元(毛根)にあり、根元付近の髪が一番健康となっています。)

皮膚はケガしても再生して治りますが、髪はケガ(ダメージを負う)すると治りません。(トリートメントで多少感触を良くすることは出来ます)

ですので、髪は傷めないようにすることが、一番大切です。


皮膚(頭皮も含む)には、「アルカリ中和能」というものがあり、せっけんなどの弱いアルカリであれば、皮脂や汗などで中和できます。

ですが、ブリーチや、ヘアカラーのアルカリ、縮毛矯正の塗布の仕方が悪く頭皮に付いてしまった場合、などのアルカリは、皮膚のアルカリ中和能力を超えた強さですので、いくらかは頭皮に対して刺激はあります。

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長くなってしまいましたが、それぞれのケースに対しての、ダメージの順番と解説を書いてみました。


過去のブログの中にも、アルカリを用いない弱酸性縮毛矯正のことや、ヘアカラー剤でのアルカリの影響、アイロンや縮毛矯正、ヘアカラーの仕組みなども書いてありますので、参考にしてみてください。

(^-^)  

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このページは、vivaceが2010年2月15日 14:26に書いたブログ記事です。

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